自社株買いが一時的なパフォーマンスに終わるか、それとも持続的な株主還元トレンドの始まりとなるかを握る鍵は、AIインフラの需要動向である。2026年現在のAIモデルは大容量化の一途を辿り、学習データだけでなく推論時のチェックポイントデータや大量のマルチメディアデータを高速に読み書きするSSDの重要性が爆発的に高まっている。
キオクシアが強みを持つ高密度・低消費電力のPCIe Gen5/Gen6対応エンタープライズSSDは、大手クラウドプラットフォーマーからの受注が数四半期先まで埋まるほどの盛況ぶりだ。この構造的な需要増加が、今後数年間にわたり安定した営業キャッシュフローを生み出し続けるという確信が、今回の自社株買いを裏付ける最大の根拠となっている。