テレビ界での足跡を語る上で欠かせないのが、初期の代表作である『独占!女の60分』だ。体当たりで世の不条理や怪しい現場に乗り込む過激なリポートは、視聴者に強烈なインパクトを与え、彼の代名詞となった。テレビカメラの存在を武器にしながらも、カメラに頼り切らない生身の度胸が、画面越しにビンビンと伝わってきた。
その後、昼の顔として定着した『ワイド!スクランブル』では、硬軟織り交ぜた独自の解説で存在感を放った。どんなに複雑な愛憎劇や業界の裏事情であっても、庶民感覚の言葉に翻訳してズバズバと本質を突く。スタジオの予定調和な空気を一変させるそのコメント力は、現場で培った圧倒的な情報量と直感に裏打ちされていた。