1988年11月の発生から半世紀近くが経過しようとする今、本事件が提示した残虐性と社会構造の歪みは、2026年の最新検証視点においても色あせることがない。事件当時、加害者らは被害者を足立区内の住宅に41日間にわたって監禁し、想像を絶する暴行を重ねた末に遺体をドラム缶に詰めてコンクリートで固め、江東区の埋立地に遺棄した。
事件主犯格を含む少年グループに対しては、最高裁判所での判決確定を経て実刑判決が下された。しかし、服役を終えて社会復帰した加害者の一部が後に別の暴力事件を起こして再逮捕されるなど、矯正教育の効能や加害者の更生をめぐる議論は極めて厳しい批判に晒され続けている。犯人たちの「その後」の足跡は、凶悪犯に対する社会復帰のあり方に重い問いを突きつけたままだ。