2008年、大手芸能事務所DSPメディアからKARAの追加メンバーとしてデビューを果たしたク・ハラ氏。人形のような愛らしいビジュアルと、番組で見せる物怖じしない全力投球の姿は、またたく間にアジア中の人々を魅了した。「ミスター」の大ヒットにより一躍トップアイドルへと昇りつめ、日本でも社会現象を巻き起こしたのは記憶に新しい。K-POPがグローバルな文化基盤を築く上で、彼女の果たした役割は極めて大きかった。
だが、眩いスポットライトの光が強くなればなるほど、その足元に落ちる影もまた深く濃していった。分刻みの過酷なスケジュール、絶え間なく注がれる世間の視線、そしてアイドルの私生活に対する過剰なまでの介入。若くしてトップに立った彼女が背負った重圧は、外からは伺い知れないほど苛烈なものだった。