進学実績の飛躍的な伸長を支えるエンジンが、同校独自に体系化された理数インター教育プログラムである。この取り組みの根底にあるのは、「理数的思考力」と「プレゼンテーション能力」の徹底的な鍛錬だ。
文部科学省が推進する探究学習の指針を遥かに先取りしたこの仕組みでは、教員が生徒に一方的に講義を聞かせる時間は極限まで削られる。代わりに設けられているのが、自ら課題を設定し、仮説を立て、データを収集して検証する濃密なフィールドワークとディスカッションだ。数学や理科の授業はもちろん、社会科や国語の授業においても、論理的な裏付けを持った記述と他者への発信が義務づけられる。
「疑問を持ったらまず手を動かす。仲間と議論し、導き出した結論をスライドにまとめてプレゼンする」。生徒たちは中学1年次からこのサイクルを日常的に繰り返す。この知的な反復こそが、近年の大学入試で問われる共通テストの長文読解や国公立大の記述式二次試験を突破する強靭な思考体力を育んでいる。