龍谷大学のバレーボールを形容する言葉として、真っ先に挙がるのが「粘り」だ。だが、この「粘り」は根性論だけで作られているわけではない。緻密なデータ分析と徹底した反復練習に裏打ちされた高度な戦術体系が存在する。
組織的トータルディフェンスの徹底
第一の強みは、スパイカーに自由を与えないブロックとディグ(スパイクレシーブ)の連携にある。相手セッターの癖や配球パターンを徹底的にデータ化。ブロック陣が相手の打道を絞り込み、開いたコースに寸分の狂いもなくレシーバーを配置する。この連動性が、相手アタッカーに精神的な圧迫感を与えていく。
トランジション攻撃の精度
拾うだけでは試合には勝てない。龍谷大学の真骨頂は、拾った厳しいボールから素早く攻撃へと転じる「トランジション(切り替え)」の速さにある。ラリーが長く続けば続くほど、龍谷大学の集中力と緻密なスパイカーの走り込みが相手防御陣を崩していく。