鹿屋体育大学の強さを紐解く上で欠かせないのが、国立体育大学ならではのアカデミックなアプローチだ。感覚や精神論だけに頼る指導はここには存在しない。
チームには高度な分析スキルを持つアナリストが配属されている。自チームのデータはもちろんのこと、対戦相手のスパイクコース、サーブの打点、セッターの配球パターンに至るまで、徹底的に数値化・可視化する。選手たちはその膨大なデータを頭に叩き込み、試合コートへと向かう。
「相手が次にどこへ打ってくるか」が、あらかじめ分かっているかのような洗練されたブロック&ディグ。これこそが鹿屋バレーの真骨頂だ。最新の運動生理学に基づいたフィジカルトレーニングにより、長丁場のトーナメント戦でも落ちないスタミナと爆発的なジャンプ力を維持する。科学と情熱の融合。これこそが私立大学の分厚い壁を打ち破る最大の武器である。