「結局のところ、どこで予約するのが一番得なのか」――この問いに対する答えは、利用者が何を重視し、どの決済インフラを主軸に置いているかによって鮮やかに分かれます。旅行サイトポイント還元率と実質割引額の構造を解剖すると、見せかけの割引表示に惑わされない真実が見えてきます。
まず注目すべきは基本還元率とキャンペーン時の爆発力です。じゃらんnetは通常予約で2%(メインのPonta/dポイント1%+じゃらん限定ポイント1%)が付与され、平時の還元率では頭ひとつ抜けています。しかし、楽天トラベルが「5と0のつく日」や「楽天スーパーSALE」などで繰り出す最大20%前後のポイント還元・クーポン攻勢と楽天カード決済を組み合わせた場合、総合的な実質還元額で楽天がじゃらんを逆転するケースが多発します。
高級ホテル予約サイト違いという観点では、一休.comの存在感が突出します。一休の基本還元率はプランにより異なりますが、特筆すべきは「獲得予定ポイントを予約時にその場で利用できる」仕組みです。「後からポイントが付与されても使い道に困る」「有効期限切れで失効させてしまう」という消費者の心理的痛点を完全に取り除いており、実質的な即時値引きとして機能します。さらに、高級ホテルにおける客室アップグレードやレイトチェックアウトなどの特典を付帯させた「一休プレミアサービス」の充実度は、他社の上級会員制度を圧倒しています。
以下の比較表は、国内主要4大サイトの主要指標をフラットに比較したデータです。
クーポン割引セール比較を行うと、各社の戦略の違いが浮き彫りになります。楽天トラベルの「スーパーSALE」や「LUXURY DAYS」、じゃらんnetの「じゃらんのお得な10日間」は、いずれも毎月または四半期ごとに定例化されています。これらの期間中に発行される「高額割引クーポン(5,000円〜10,000円割引など)」は獲得枚数に上限があり、人気ホテルの予約枠は配布開始から数十分で埋まります。真に得をする旅行者は、セール開始直後に目的の宿を抑える周到さを持っています。