ドラフト1位で脚光を浴びる選手がいる一方で、下位指名や育成ドラフトから一軍の切符を掴み取ろうと泥にまみれるOBたちもいる。華やかなスポットライトの影で磨かれた彼らの「泥臭さ」こそ、履正社野球のもう一つの真骨頂だ。
ファームでの地道な守備固めや代走、過酷な連戦の中で見せる千金の一打。他校なら諦めてしまうような厳しい立場から這い上がり、支配下登録を勝ち取った選手たちの眼光は鋭い。「名門出身」というプライドに甘んじることなく、それを脱ぎ捨てて泥臭く生き残ろうとする姿は、チーム内で確かな信頼を勝ち得ている。