口内炎は体調の乱れや過労を知らせる「生体のアラーム」です。日々の臨床・生活指導の現場から導き出される、セルフケアで様子見が可能なケースと、速やかに医療機関を受診すべき明確な判断基準を提示します。
セルフケアの継続で問題ない人の条件
- 発症から10日以内で、患部のサイズが確実に小さくなっている。
- 中心部の白い膜が薄くなり、激しい自発痛から鈍いかゆみ・違和感へと変化している。
- 潰瘍の数が1〜2個程度であり、発熱や倦怠感などの全身症状を伴わない。
直ちに専門医(歯科口腔外科・耳鼻咽喉科)を受診すべき人の条件
- 発症から14日(2週間)以上経過しても潰瘍が縮小しない、または拡大している。
- 患部の周囲にしこりや盛り上がりがあり、触ると硬い感触がある。
- 口の中に同時に無数の口内炎が多発し、激しい痛気で水分摂取が困難(ウイルス性口内炎や自己免疫疾患の疑い)。
- 首のリンパ節の腫れ、発熱、全身の発疹などを伴っている。