男性芸人が女装をすることに対して、時にジェンダー的な観点から批判が集まることもある。しかし、秋山の女装に対してそうした批判が極めて少ないのはなぜか。それは、彼の根底に「演じる対象への圧倒的なリスペクトと愛情」があるからだ。
彼は、自分が演じるキャラクターを決して見下さない。むしろ、そのキャラクターの人生を誰よりも肯定し、その生き様を楽しんでいる。インタビューで彼はよく「その人になりきっている時間が一番楽しい」と語る。悪意からではなく、純粋な好奇心と愛着から生まれるキャラクターだからこそ、女性層からも「わかる!」「こういうお姉さんになりたい」といった、ポジティブな共感を集めることができるのだろう。