「ゆるキャラ」という言葉と概念を世に広めたのは、イラストレーターのみうらじゅん氏だ。かつては地域おこしのおっとりしたシンボルとして愛されていたが、全国的な熱狂を生んだゆるキャラグランプリの時代を経て、その存在意義は大きく変化した。
地方創生・自治体PR事業における強力な広告タレントとしての期待が膨らむにつれ、求められるパフォーマンスのレベルと稼働頻度は格段に跳ね上がった。しかし、近年の極端な地球温暖化は、当時の緩やかな活動スタイルを完全に過去のものとした。地域の顔として表舞台に立ち続けるためには、従来の精神論に依存した運用からの脱却が不可欠となっている。