世界的ヒットを記録した映画『バイオハザード』シリーズは、女優ミラ・ジョヴォヴィッチのアクションスターとしての地位を不動のものにした。この大作の根底にあったのは、原作ゲームを生み出した日本のゲームメーカー・カプコンに対する並々ならぬリスペクトだ。彼女は撮影前、原作の持つ静寂と恐怖が同居する独特の世界観を完璧に理解するため、ゲームのプレイ動画や設定資料を徹底的に読み込んだという。
過酷なアクション撮影の合間にも、日本の開発チームが作り上げた細部の美学について熱弁を振るっていたエピソードは語り草だ。世界的なSFアクション映画の金字塔となった本作だが、現場での彼女の原動力は「日本のファンとクリエイターを絶対に失望させない」という強い責任感だった。身体を張ったスタントシーンの数々は、作品への情熱と日本のアートに対する深い敬意が生み出した成果と言える。