こうした設計思想の成果は、購買行動の現場であるデジタル市場にも色濃く反映されている。Amazon Japanや楽天市場といった大手ECモールを覗くと、カスタマーレビューには製品の成分や香りだけでなく、「視力が落ちた親のために買い替えた」「小さな子供でも使いやすく重宝している」といったボトルの操作性に関する高評価が数多く寄せられている。
トイレタリー・ヘアケア業界にとって、ユニバーサルデザインへの取り組みは社会的責任の枠を超え、購買における明確な競争力へと成長した。オンラインショッピングでは実物を手に取って試せないからこそ、ブランドが提供する「誰もがストレスなく使えるという信頼感」が、リピート購入を決める大きな要素となっているのだ。