ボクサーパンツが日本のメンズ市場を席巻した背景には、海外カルチャーの強い影響が存在する。その火付け役となったのがカルバン・クラインだ。ウエストゴムに大きくあしらわれたブランドロゴは、見せるインナーとしての地位を築き上げた。
さらに、元サッカー英代表のデビッド・ベッカムをはじめとする世界的人気セレブの広告ビジュアルが、その勢いを決定づけた。彼らの引き締まった肉体とスマートなスタイリングは、「ボクサー=格好いい大人の象徴」というイメージを世に定着させた。この文化的インパクトが、日本の若い世代の意識をトランクスからボクサーへと一気にシフトさせた歴史的ターニングポイントだった。