2000年代前半のWeb空間は、現在の洗練されたプラットフォームとは全く異なる荒野だった。モデレーションは不十分で、フィルターもない。クリック一つで足を踏み入れる「ショ克サイト」には、日常の裏側に潜む残酷な現実や悪名高き都市伝説が、生々しい画像とともに転がっていた。
その中でも一際異彩を放っていたのが、緑色に変色した遺体とされる衝撃的な一枚だ。視覚的なインパクトは鮮烈で、青緑色に染まった肌の異様さは、一度見たら目に焼き付いて離れない毒性を秘めていた。当時はブロードバンドの普及期であり、テキスト中心の掲示板文化から画像掲示板へと過渡期を迎えていた時代。視覚的恐怖は拡散力を伴い、またたく間に都市伝説へと昇華していった。