鬼太郎の最古参の悪友でありながら、最大のトラブルメーカー。その正体は人間と妖怪の間に生まれた「半妖怪」である。人間界にも妖怪界にも完全には居場所を持てない孤独な立ち位置こそが、彼の屈折した行動原理の根底にある。年齢は自称300歳、あるいは350歳と語られるが、その生い立ちには諸説存在し、作品の変遷とともに設定がアップデートされてきた背景は見逃せない。
体臭は強烈極まりなく、数か月間風呂に入らないことも珍しくない。怪奇な技として知られる高濃度ガスや口からの怪光線など、トリッキーな戦闘スタイルも強烈な印象を残す。しかし、金銭に対する異様な執着や名誉欲は、妖怪というより極めて人間的な煩悩そのものだ。一見すると軽薄な悪党に映るが、徹底した自己保身の裏には、怪異の狭間で生き抜いてきた半妖怪ならではの生存本能が息づいている。