田代氏がこれまでの人生で刑務所に服役した期間は、合計すると約9年間に及びます。日本の刑事司法において、同一の薬物事犯で3度の実刑を受けるケースは決して珍しくありませんが、著名人としては極めて異例の長期服役です。
1度目の服役は黒羽刑務所(2005年〜2008年)で約3年半、2度目は府中刑務所(2011年〜2014年)で約3年半、そして3度目は福島刑務所などで約2年を過ごしました。
規律に縛られた厳格な刑務所生活の中では、かつての栄光は一切通用しません。田代氏は出所後の著書やインタビューで、刑務所内の単調な作業や閉ざされた人間関係、出所後に待ち受ける社会復帰への不安がいかに精神をすり減らすかを詳細に明かしています。刑期を終えることと、薬物への依存を克服することは全く別の問題であり、出所して塀の外に出た瞬間から新たな闘いが始まるのです。