このジャンルの原点を語るうえで避けて通れない人物がいる。鬼才レナ・ダナムだ。彼女が手がけた伝説的ドラマ『GIRLS/ガールズ』は、それまでのTV界にあった「洗練された完璧なヒロイン像」を一蹴した。不器用で、身勝手で、しかし圧倒的に愛おしい不完全な女性たちの日常を裸体とともに曝け出した衝撃は、今なお色あせない。
HBOの伝統的な枠組みの中で作られたこの作品は、後続のクリエイターたちに巨大な影響を与えた。自己受容と身体的リアリティをテーマにした彼女の哲学は、現在のあらゆる女性主導コンテンツのDNAとして脈々と受け継がれている。