逃亡劇の終焉は、警察による包囲や劇的な逮捕劇ではなく、あまりにも唐突な「病死」という形で訪れました。
2012年(平成24年)10月19日夜、岡山市北区のアパートで、小池俊一が突然倒れて意識を失いました。同居女性が異変に気づいたときには既に呼吸が停止しており、女性は小池を本名のわからない「小笠原さん」として看取ることになります。
女性から連絡を受けた葬儀業者が、身元不明の遺体であることを不審に思い警察に通報。駆けつけた岡山県警の警察官が遺体の指紋を採取して照合した結果、全国に指名手配されていた重要指名手配被疑者・小池俊一(当時52歳)本人であることが判明しました。死因は心不全でした。
同居女性は警察の事情聴取に対し、「彼が全国で指名手配されている小池俊一だとは夢にも思わなかった」と供述。ポスターの存在は知っていたものの、普段の温厚な様子や偽名での生活ぶりから、凶悪犯と結びつけることはできなかったと語っています。