市場データや競合分析に基づく企業アナリティクスの視点から見ても、パナソニック インダストリー株式会社のポジショニングは特徴的だ。激しさを増す電子部品製造業のグローバル競争において、同社は汎用価格競争のレッドオーシャンを巧みに回避している。
利益率の高い高付加価値領域への集中と、顧客との共同開発を通じた顧客ロックイン戦略が実を結びつつある。サプライチェーンの乱脈化や為替変動といった外部環境の揺れに対しても、強固な事業ポートフォリオと世界各地の拠点ネットワークがリスクヘッジとして機能。財務面での健全性を維持しながら、次世代技術へのR&D投資を継続できる強固な循環構造を作り上げた。