洋彫りにおいて、どの部位にどのような向きで配置するかは、モチーフ自体のデザインと同等に重要視される。筋肉の動きや骨格のラインを無視した配置は、どれほど優れた絵画であっても歪んで見えてしまうからだ。
例えば前腕部に配置する場合、腕を垂らした状態の自然なラインに合わせるのが基本とされる。また、胸部や肩周りでは、大胸筋や三角筋の曲線を意識してデザインのカーブを設計することで、躍動感が生まれる。彫師(タトゥーアーティスト)は、クライアントの身体の動きを慎重に観察しながら、ステンシル(転写シート)の位置をミリ単位で微調整する。