「監督の指示を待つ選手ではなく、現場で思考し決断できるアスリートを育てる」。森大監督が掲げるこの指導理念は、従来の高校野球のイメージを根底から変えた。最新の弾道測定器や動作解析カメラをグラウンドに導入し、投手の球質や打者のスイング軌道をすべて数値化。感覚だけに頼っていた従来の練習から脱却し、ロジカルな改善プロセスを徹底させている。
さらに注力しているのが、選手たちのメンタルケアとセルフマネジメントだ。栄養管理や睡眠の質までアプリでデータ化し、コンディション調整の重要性を説く。従来の厳しい上下関係や過酷な精神論を超え、科学的アプローチに基づく自律的なチームづくり。森大監督の挑戦は、高校スポーツの新たなロールモデルとして高い関心を集めている。