同窓会という場に対して拒否感を抱くのは、決してあなたが冷たい人間だからではない。心理学の観点からも、かつての人間関係と現在の自分とのギャップが生み出すストレスは非常に大きいとされている。人間関係カウンセリングの現場でも、年数が経つにつれて変化した経済格差や既婚・未婚の差、キャリアの進捗といった「目に見えない比較」に晒される恐怖を訴える相談者は絶えない。
過去の自分を知っている人物と対面することで、当時のキャラを演じ直さなければならない居心地の悪さも影響している。十数年前の苦い記憶や元恋人との遭遇を避けたい心理が働くのも当然だ。自分の現状に満足していたとしても、わざわざ詮索されるリスクのある場へ足を運ぶ合理的なメリットを見出せないと感じる人が増えているのは、極めて自然な感情の動きと言える。