交通社会を取り巻く環境は大きく変化しており、特に注目されているのが2026年道路交通法改正(自転車青切符導入)の実施だ。これまで自転車による悪質・危険な違反に対しては、赤切符(刑事手続き)か厳重注意という極端な二択しか存在しなかったが、法改正により16歳以上の自転車利用者に対しても青切符が交付される運用が始まる。
対象となる違反行動には、スマートフォンを使用しながらの「ながら運転」、傘差し運転、イヤホン着用、信号無視、一時不停止、逆走(右側通行)などが含まれる。これにより、従来は自動車ドライバー特有のものと考えられていた反則金納付の手続きが、ペダルをこぐ一般市民の日常生活にも直接影響を与えることになる。
自転車に対する青切符の導入に伴い、反則金の額は数千円から一万円程度に設定される見通しだ。ペナルティを課すこと自体が目的ではなく、無謀な運転による重大事故を未然に防ぎ、道路全体の安全意識を劇的に向上させることがこの法改正の狙いである。