理学療法士を目指せる国公立大学は全国に約17校(スタディサプリ進路等調べ)存在し、医学部保健学科や保健医療学部などに理学療法専攻・学科として設置されています。私立大学と比較して学費が半額以下で済むことから受験生からの人気は極めて高く、入試難易度も高水準です。
主な理学療法学科設置の国公立大学と入試ボーダー(目安)
国公立大学の場合、共通テストの得点率が合否に直結します。入試難易度の傾向は以下の通りです。
- 最難関(共通テストボーダー72%〜78% / 偏差値60〜63):京都大学、東京医科歯科大学(現・東京科学大学)、名古屋大学、大阪大学などの旧帝国大学・難関国立医学部保健学科群。研究者育成や高度医療従事者の輩出を主眼としています。
- 上位(共通テストボーダー65%〜70% / 偏差値54〜58):弘前大学、秋田大学、山形大学、新潟大学、信州大学、神戸大学、広島大学、徳島大学、長崎大学、鹿児島大学などの地方国立大学。地域医療の拠点病院との強力な連携が特徴です。
- 公立大学群(共通テストボーダー60%〜67% / 偏差値50〜56):青森県立保健大学、山形県立保健医療大学、茨城県立医療大学、神奈川県立保健福祉大学、埼玉県立大学、県立広島大学など。実践的な専門教育と地域密着型のリハビリ教育を展開しています。
私立大学においては、首都圏の目白大学、文京学院大学、国際医療福祉大学や、関西圏の京都橘大学、森ノ宮医療大学など多彩な選択肢があります。私立の偏差値帯は37.5〜52.5程度まで幅広く分布しており、総合型選抜や学校推薦型選抜での年内合格を狙う受験生も少なくありません。推薦入試では小論文や面接が課されるため、単なる熱意だけでなく「なぜ作業療法士や看護師ではなく理学療法士なのか」「どのような理学療法を志向するのか」を論理的に表現する理学療法士 志望理由書 対策が合否の分かれ目となります。