一般的な妊娠検査薬を使用するベストなタイミングは、「生理予定日の1週間後以降」である。これが医療現場および開発メーカーの一致した見解だ。しかし、SNSの発達や早期の確認を望む声に押され、生理予定日当日やその数日前に試すいわゆる「フライング検査」を行う人が後を絶たない。
フライング検査の最大のリスクは「偽陰性」の発生だ。実際には妊娠しているにもかかわらず、検査の時期が早すぎるために陽性反応が出ず、陰性と表示されてしまう現象を指す。偽陰性を真に受けて服薬や飲酒、激しい運動などを再開してしまうと、胎児の発育初期に予期せぬ影響を与えるおそれがある。産婦人科専門医も、確実な判定を得るためには焦りを抑え、生理予定日から1週間待つことの重要性を繰り返し強調している。