丸沼高原からアプローチする日光白根山ロープウェイは、標高2,000メートル地点まで一気に高度を稼げる利便性から、多くの登山者に利用されている。しかし、ロープウェイは強風に極めて弱い。山頂駅周辺で風速が一定値を超えると、安全確保のため即座に運休や見合わせの措置が取られる。運転見合わせとなれば、徒歩での下山を余儀なくされるため、運行状況のタイムリーな把握は必須だ。
一方で、樹林帯を静かに歩く菅沼登山口ルートなどは、序盤こそ風の影響を受けにくい。しかし、弥陀ヶ池を過ぎて森林限界を超えた途端、遮るもののない大風に直面する。ルートごとの地理的特性と風の通り道を頭に入れておくことが、トラブル回避の鉄則と言える。