名古屋駅の地下深く、40メートルの大深度で進められているリニア中央新幹線の駅設営工事は、2026年に入りいよいよ大詰めを迎えている。品川と名古屋をわずか40分足らずで結ぶ夢の超電導リニア。その発着点となるホーム構造体の構築はほぼ完了し、現在は内装や最先端の安全管理システムの導入が進む。
地上への影響を最小限に抑えながら進められたこの工法は、日本の土木技術の粋を集めたものだ。周辺のオフィスビル群の基礎を巧みにかわしつつ、寸分の狂いもなく穿たれた巨大空間。現場のエンジニアは「世界の都市開発の歴史に刻まれる技術的成果だ」と胸を張る。東京一極集中を解消し、巨大な「双子都市圏」を生み出す準備は着々と整いつつある。