ロータリー発電機の活躍の場は、四輪自動車にとどまりません。古くから独自の研究を重ねてきたヤンマーのロータリー発電機をはじめ、産業機械や非常用電源の現場でも高い評価を得ています。小型で可搬性に優れ、排気音がマイルドであることから、都市部の夜間工事現場や住宅地でのバックアップ電源として重宝されています。
さらに近年、最も熱い視線が注がれているのがドローン用ロータリーエンジン発電機の分野です。大型の産業用ドローンやeVTOL(空飛ぶクルマ)において、純粋なバッテリー駆動ではペイロード(積載量)と飛行時間に限界があります。
ここに小型ロータリー発電機とモーターを組み合わせた「シリーズハイブリッド方式」を導入することで、機体重量を抑えつつ長時間の滞空や遠距離輸送が可能になりました。空のモビリティ革命を支える基幹部品として、国内外の航空ベンチャーが相次いで採用を進めています。