時計の針を少し巻き戻してみよう。ロンドンを舞台にした『24: リブ・アナザー・デイ』の衝撃的なラストシーンを覚えているだろうか。最愛の相棒クロエ・オブライエンの身代わりとなり、ジャック・バウアーはロシア側のヘリコプターへと乗り込んだ。あの凍りつくような結末以来、彼の公式な物語は途絶えている。
海外ドラマの歴史上、これほど残酷で未完の余韻を残したクリフハンガーは他にない。ロシアの秘密収容所で過ごした過酷な日々、衰えぬサバイバル能力、そして国際的な政治取引の駒として扱われる現実。シーズン10が始動するならば、この空白の歳月をいかに埋め、彼がどのようにして再び世界の危機へと対峙するのかが最大の焦点となる。