さだまさしの心を射止めた女性は、かつて国際線の客室乗務員(CA)として働いていた人物だ。洗練されたマナーと芯の強さを兼ね備えた彼女との出会いは、多忙を極めていた1980年代前半に遡る。過酷なスケジュールに追われる彼を陰から優しく包み込む姿に、彼は強い安らぎを見出したという。
1983年に執り行われた結婚式は、華やかな芸能界の喧騒とは対照的に、極めて静やかかつ親しい関係者のみで温かく執り行われた。結婚後も彼女は一般人としての立場を貫き、メディアの前に姿を現すことは一切なかった。この徹底した姿勢こそが、過熱する報道から家庭の平和を守り、夫が音楽活動に専念できる強固な拠点を作り上げたのだ。