カプセル玩具市場における爆発的ヒットの背景には、株式会社サンリオが長年にわたり研ぎ澄ませてきたキャラクターライセンスビジネスの巧みな戦略がある。自社で直販するファンシーグッズとは異なり、カプセルトイメーカーへライセンスを供与することで、外部の優れた立体企画力や異業種コラボレーションの知見を柔軟に取り込むことに成功した。
この柔軟なライセンス戦略により、従来のファン層だけでなく、ストリートカルチャーや海外のポップアートを愛好する層へもアプローチが広がった。結果として、かつては子供向けアイテムとみなされていたミニチュアフィギュアが、大人のインテリアやファッションアイテムとして再定義され、ブランド全体の価値向上に大いに寄与している。