自民党の歴史において、かつて「清和政策研究会」(旧森派・安倍派)を党内最大派閥へと育て上げた功績は極めて大きい。小泉純一郎内閣から続く長期政権の基盤を作り上げ、その後継者として故・安倍晋三元首相を党内最高権力者の座へと押し上げる強力な後押しとなった。
森氏から安倍氏へと受け継がれた派閥の支配構造は、党内のポスト配分や政策決定において圧倒的な主導権を握る原動力となった。数十年間にわたり永田町の最高決定権を握り続けたこの閥族政治の基盤こそが、自民党内における「長老政治」の象徴であり、一過性の権力にとどまらない強固な支配の源泉となっていたのである。