1999年、NHKの看板番組『おかあさんといっしょ』の第9代うたのお兄さんに抜擢されたことで、彼の人生は大きな転機を迎える。パートナーとなったのは、第18代うたのおねえさんを務めたつのだりょうこだった。
二人が織りなす息の合った掛け合いと、親しみやすくも本格的な歌唱力は、瞬く間に全国の親子を魅了した。NHKのスタジオから届けられる熱いパフォーマンスは、ミレニアムの変わり目という時代の中で、多くの家庭の朝を明るく照らす存在となった。当時を知る番組関係者は「彼の現場を明るくするプロ意識と歌に対するストイックさは、群を抜いていた」と述懐する。