2026年に入り、一連の事件は新たな局面を迎えた。捜査の舞台裏で進行していたのは、立件数を跳ね上げるための不自然な手続きと、客観的証拠の軽視だ。発覚の引き金となったのは、ある重大事件の公判手続きにおいて、捜査機関側が提出した防犯カメラ映像の整合性に強い疑問が呈されたことだった。
取材班が入手した証言によれば、現場では実績づくりを優先する焦りが蔓延していたという。噂されていた不適切な捜査報告書の作成や事実関係の強引な構成は、単なる噂ではなく日常の延長線上に存在していた。業界を揺るがす衝撃の裏側には、都合の悪い事実を組織ぐるみで覆い隠そうとする深い閉鎖性が横たわっている。