代表の層の厚さは、過去最高と言っても過言ではない。その象徴が、「ジャパニーズ・カレー」の異名をとる富永啓生のディープスリーだ。
ハーフコートを超えた位置からでも迷いなく放たれる彼のシュートは、相手ディフェンスの概念そのものを歪ませる。間合いを詰めればドライブで抜かれ、引けば長距離砲が突き刺さる。さらに、NCAA(全米大学体育協会)や欧州リーグで腕を磨く新世代の若手たちが次々と代表の扉を叩いている。ベンチからコートに送り出されるセカンドユニットの質が落ちないどころか、異なるアクセントを加えて試合の流れを一変させる。この層の厚さこそが、過酷な国際大会を勝ち抜くための不可欠なピースだ。