昨今のビジネススキル・自己啓発の潮流において、最も重視されているのが脳内リソースの防衛術だ。整理されていないデスク環境や、PC画面に無数に開いたブラウザのタブは、それ自体が強烈な視覚的ノイズとなる。学術団体である日本心理学会などの年次大会でも、過剰な環境刺激が作業者の判断速度や集中力維持に与えるマイナスの影響について、活発な知見の共有が続いている。
脳のメモリ無駄遣いを未然に防ぐ強力な手法として推奨されているのが、25分間の極限集中と5分間の完全休憩をセットにするポモドーロ・テクニックだ。タイマーを使って時間を区切るだけで、ダラダラとした長時間の作業が締め切り効果を伴う短いスプリントへと変化する。これまで1時間以上かけても終わらなかった資料作成が、驚くべきスピードと精度で片付いていく快感を味わえるはずだ。