2000年代に入ると、ドラマのヒット法則は新たな局面を迎える。2001年に放送された『HERO』は、型破りな検事・久利生公平を演じる木村拓哉の衣装や小道具に至るまで大ブームとなり、全話で視聴率30%超えという前代未聞の快挙を成し遂げた。
そして平成の終盤、2013年に日本中を沸かせたのがTBSテレビの『半沢直樹』だ。「倍返しだ!」の決めゼリフとともに、組織の理不尽に立ち向かうサラリーマンの姿を描いた熱量溢れる劇走は、平成最高の世帯視聴率42.2%を叩き出した。時代が変わっても、視聴者の胸を熱く焦がす本質的なカタルシスは不滅であることを証明してみせた。