華々しい活躍の裏には、決して平坦ではなかったキャリアの足跡がある。
モデルとしての活動からキャリアをスタートさせた彼女だが、初期はオーディションに落ち続ける日々も経験した。何十本ものCMや数秒の露出に賭けた下積み時代。しかし、その時期に培われた「カメラのレンズと自分の身体との距離感」を測る鋭い感覚が、現在の映像演技における強固な基盤となっている。
モデル時代の経験は、単に着こなしの美しさだけでなく、空間における己の位置取りやライティングへの感性を極限まで高めた。ただ立っているだけで絵になる。その圧倒的な造形美と、泥臭い演技レッスンで磨き上げた感情の開放。この二項対立する要素が同居している点こそ、他の俳優には真似できない彼女だけの強みだ。