YouTubeを中心とした動画プラットフォームで、彼女の名を決定的に知らしめたのが「ベースメイク比較検証」シリーズだ。顔の右半分と左半分に異なるファンデーションを塗り分け、自然光、蛍光灯、暗所など異なる光源下での見え方を追跡する。さらに数時間おきに皮脂の浮き具合や毛穴落ちの度合いをマクロレンズで克明に記録していく。肌は嘘をつかない。その冷徹なまでの可視化が、従来のコスメレビューの常識を根底から覆した。
単なる個人的な好みを語る日記ではなく、徹底的に均一化された条件下のテスト。視聴者は彼女の肌を通じて、まるで自分自身の肌でタイムラプス実験を行っているかのような追体験を得る。曖昧な「ツヤ感」「マット感」という言葉は解体され、皮脂崩れ防止パウダーとの相性や下地の組み合わせに至るまで、再現性の高いデータとして提示されるのだ。