ネット上の情報やSNSの写真だけを頼りに計画を立てると、現地で予期せぬトラブルやタイムロスの罠にはまることがあります。取材班が確認した、旅行者が陥りがちな代表的な誤解と盲点を整理します。
誤解1:「海岸線をなぞって走れば綺麗な海を一周できる」という幻想
四国の外周海岸線をすべて下道でトレースしようとすると、総走行距離は1,000kmを軽く超え、2泊3日では「ひたすらハンドルを握り続けるだけの苦行」と化します。特に高知県東部(室戸岬周辺)や愛媛県南部(宇和海沿い)は高速道路網が途切れる区間があり、想定以上に時間を要します。2泊3日で4県を巡る場合は、内陸の高知自動車道や松山自動車道を活用した「ショートカット型横断」が必須です。
誤解2:「父母ヶ浜はいつ行ってもSNSのような写真が撮れる」という思い込み
香川県の父母ヶ浜でウユニ塩湖のような水鏡絶景に出会うには、「干潮」と「日の入り」がほぼ重なるタイミングかつ「風がない(水面が波立たない)」という気象条件が揃わなければなりません。潮汐表を確認せずに訪れると、満潮で砂浜が消滅していたり、干潟の泥地が露出していたりして期待通りの景色に出会えないリスクがあります。訪問日は必ず三豊市観光交流局が公開している絶景予想カレンダーを照合してください。
誤解3:「祖谷のかずら橋は高速から降りてすぐ行ける」という過小評価
大歩危・祖谷エリアは四国随一の秘境美を誇りますが、主要高速道路のICから山道・渓谷沿いのルートを走るため、片道で約40〜50分を要します。すれ違いが困難な狭隘道路は大幅に改良されたものの、ハイシーズンは駐車場待ちの渋滞が発生します。フライト当日の旅程に組み込む際は、最低でも2時間以上のバッファを確保しておく必要があります。