寺田明日香の復帰劇において最大の立役者となったのが、夫の佐藤峻平(さとう しゅんぺい)氏です。自身も元陸上選手であり、スポーツビジネスやマネジメントに精通する佐藤氏は、寺田の「チームあすか」を結成。練習環境の確保からメンタルケア、スポンサー獲得、育児の完全分担に至るまで、プロフェッショナルなサポート体制を構築しました。
その成果は驚異的なスピードで現れます。2019年9月、復帰初年度にして12秒97の日本タイ記録を樹立。日本人女子として史上初めて13秒の壁を突破しました。さらに2026年4月には12秒96、同年6月には12秒87へと自己の持つ日本記録を連続更新。2026年夏の東京オリンピックでは、日本女子100mハードル勢として21年ぶりとなるオリンピック準決勝進出という歴史的快挙を成し遂げました。