ネット上の批判にとどまらず、実際の購買行動の変化へと繋がった背景には、ドラッグストアという業態の特性がある。顧客不買運動が加速した最大の理由は、生活に密着した日用品や医薬品を扱う店舗だからこそ、「誠実さ」が最大の選定基準だったからに他ならない。
日頃から地域医療への貢献や健康支援を掲げながら、裏では自社幹部の利益を優先していたという事実は、長年通い詰めていた常連客ほど強い背信感を抱かせた。周辺に競合他社が存在する都市部や郊外のロードサイドでは、消費者は意思表示として容易に他チェーンへ足を運ぶことが可能であり、その選択が結果として店舗の客数減という形で顕在化した。