1979年からスタートした『ドラえもん』のテレビ朝日系での放送は、アニメーション制作を担当したシンエイ動画の技術力と熱量に支えられていた。放送開始当初から長年にわたり、肝付氏らは毎週のようにスタジオに通い詰め、キャラクターに命を注ぎ込んだ。
番組が国民的コンテンツへと成長していく過程で、シンエイ動画のクリエイターたちと声優陣との間には強い信頼関係が築かれた。テレビ朝日の木曜・金曜の夜を彩り、親から子へと受け継がれていくアニメの歴史において、肝付氏の表現した絶妙なキャラクター性はなくてはならないピースだった。