集中力を最大限に高められる「神席」――すなわち電源コンセントがあり、人の往来が視界に入りにくく、適度な照明が当たる席を獲得するには、明確な戦略が欠かせない。無計画に訪れて満席の店内に立ち尽くす事態は避けるべきだ。
狙い目は開店から午前9時までの早朝時間帯だ。ビジネス街の店舗では朝の通勤ラッシュ前、住宅街の店舗では主婦層や学生が訪れる前のひとときが、最も静寂に包まれる。また、夜間20時以降も客足が落ち着く穴場タイムとなる。一方で、13時から16時のカフェタイムピークは、神席どころか座席の確保自体が極めて困難を極める。
立地選びも戦略の肝となる。ターミナル駅直結の店舗は終日混雑するが、駅から徒歩7〜10分ほど離れた路面店やオフィスビル階下の店舗は比較的空席を見つけやすい。特別な空間体験を提供するスターバックス リザーブ ロースタリー 東京のようなコンセプト店舗では観光客の滞在時間が長くなる傾向があるため、純粋な作業目的であれば近隣の通常店舗を選択するのがスマートな判断だ。