大手出版社KADOKAWAをはじめとする出版業界、そして東宝をはじめとする映画産業も、この巨大な潮流を逃さなかった。実写映画化された作品では、主演の間宮祥太朗と怪演で強烈な存在感を放つ佐藤二朗のダブルキャストが話題を集め、興行収入でも大ヒットを記録。映画館の巨大スクリーンに映し出される巨大な間取り図は、観客に強烈なプレッシャーを与えた。
紙の単行本、文庫、コミカライズ、映画、グッズ展開に至るまで、ひとつの「間取りの謎」から波及する経済効果は極めて大きい。文字情報だけでなく、視覚的に誰もが理解できる「図面」という共通言語を持っているからこそ、国境や世代を超えた大ヒットが可能となったのだ。