館内を最も効率的に、かつ深く楽しむためのルートは、エレベーターで一気に最上階の6階へ上がり、そこから吹抜の階段をゆっくりと下りながら各階のギャラリーを巡るステップだ。上階からのダイナミックな見下ろしと、下階からの見上げる視点とで、建築自体の表情が全く異なる点にも注目したい。
4階の常設展示室では、国内外の現代作家による繊細な作品群をじっくりと鑑賞できる。透過する光と影のグラデーションを味わうには、各作品の前で少し立ち止まり、視線の高さを変えてみることがコツだ。ガラスという物質が持つ、儚さと強靭さの同居する不思議な質感が浮かび上がってくる。