観音開きの扉を開けた瞬間、目に飛び込んでくる太い排水管。これがすべての元凶だ。引き出し式のシステムキッチンなら、上から見渡すだけで何がどこにあるか一目瞭然。しかし、観音開きは奥行きと高さがある一方で、中央の配管が空間を無残に分断している。この立体的な障害物をどう避けるか、それが収納の成否を分ける。
多くの人がやってしまいがちな失敗が、モノをただ床面に並べてしまうこと。これでは上部の広大なスペースがすべて無駄になる。奥のモノを取り出すたびに手前のボトルをどかす、あのイライラ。これを解消するには、空間を「面」ではなく「立体」として捉え直す必要がある。100均の収納グッズは、まさにこの高低差を埋めるために進化してきたのだ。