ふたりの出会いは1978年、コマーシャル制作の現場にさかのぼる。当時、夏目雅子は彗星のごとく現れた新進気鋭の女優であり、伊集院静は気鋭のCMディレクターとして業界で名を馳せていた。17歳という年の差に加え、当時の伊集院氏には家庭があったため、ふたりの関係は当初から波乱を含んでいた。
周囲の大反対やメディアによる猛烈なバッシングに晒されながらも、ふたりの絆が揺らぐことはなかった。7年にわたる長い愛憎と葛藤の末、1984年にふたりはついに正式な婚姻届を提出する。しかし、平穏な夫婦生活は驚くほど短かった。